蒲刈町(読み)かまがりちよう

日本歴史地名大系 「蒲刈町」の解説

蒲刈町
かまがりちよう

面積:一九・〇八平方キロ

安芸郡東端、豊田郡川尻かわじり町の南海上にある上蒲刈かみかまがり島を町域とし、西は三之瀬さんのせ水道を隔てて下蒲刈町、東は豊田郡とよ(豊浜町)七国見ななくにみ(四五七メートル)など四〇〇メートル級の山がそびえ、山地が海岸部まで迫るため平地は少ない。町の中心は宮盛みやざかりで、田戸たどと北西方の呉市仁方にがた港とフェリーボートが結ぶ。山地を階段状にひらいた瀬戸内海式農業が発達し、現在では蜜柑を中心とする果樹栽培が町の産業の中心であるが、沿岸漁業も宮盛・むかいなどを基地として行われ、海老・鯛・鰯などの水揚げがある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android