日本歴史地名大系 「下蒲刈町」の解説 下蒲刈町しもかまがりちよう 広島県:安芸郡下蒲刈町面積:八・七六平方キロ上蒲刈島(現蒲刈町)の西、呉市仁方(にがた)の南一キロの海上に浮ぶ下蒲刈島を中心に、南の上黒(かみくろ)島・下黒島をも町域とする。下蒲刈島は全島が標高二〇〇メートルほどの山地で、わずかに北東部の入江と三之瀬(さんのせ)水道に面する地、および南方に開いた入江奥などに平地がある。町の中心三之瀬は、蒲刈町東端の向(むかい)と幅三〇〇メートルほどの三之瀬水道を挟んで対峙するが、海上交通の要衝でもあった。現在は呉市仁方港と三之瀬港が船で結ばれる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報