日本歴史地名大系 「蒲田江村」の解説 蒲田江村かまたえむら 佐賀県:佐賀市蒲田郷蒲田江村[現在地名]佐賀市蓮池町(はすいけまち)大字小松(こまつ)字蒲田津(かまたつ)佐賀江と城原(じようばる)川の合流する蒲田津の一帯。「肥前風土記」に「蒲田郷」、「和名抄」に「蒲田」とみえる。「九州治乱記」によると正平一五年(一三六〇)構築の蒲田江城に菊池武安が兵を置くとあり、戦国時代に犬塚氏が蒲田江城を築く(犬塚家系譜)というのは、武安が築いた城の修復とみられる。蒲田江城の西には佐賀江を堀に応永年間(一三九四―一四二八)筑後から移った小田直光が蓮池(はすのいけ)城(小曲(こまがり)城)を築いた。江戸時代初頭は佐賀本藩の領地であったが、寛永一六年(一六三九)以後は蓮池支藩領。明治二年(一八六九)小松村となる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by