蒲野村
かまのむら
[現在地名]池田町蒲野
三都半島の南部に位置する。中央に段山がそびえ、そこから東に延びる通称蒲野段の麓と白浜山(三〇一・七メートル)山麓に内海湾に東面し小集落が点在する。近世池田郷の枝村。村高は慶長一〇年(一六〇五)の検地で四七石余(小豆島全図)、延宝七年(一六七九)の検地では一六七石余・反別三〇町二反余(「延宝検地帳」池田町役場蔵)。同五年の網廻船運上積帳(足守木下家文書)には鯖立網一・いかなご網一・鰯網二とある。宝暦明細帳では高一九五石余、家数一三九・人数六五七、牛五二、船数二二(二五―八石積)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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