ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「蒸気ボイラ」の意味・わかりやすい解説 蒸気ボイラじょうきボイラsteam boiler 単にボイラともいう。燃料の燃焼熱を水に伝えて所要の圧力および温度の蒸気を発生する装置。その主要部は燃料の燃焼装置および火炉,鋼製の容器および水管などで構成される伝熱部から成り立っており,このほかに蒸気を過熱するための過熱器や再熱器,給水予熱用の節炭器,空気予熱器などの多くの補助装置および付属品からできている。多くの形式と種類があるが大別すると丸ボイラと水管ボイラになる。発生した蒸気は蒸気タービンや蒸気機関の動力源となり,工場などで加熱,乾燥などの作業用として使用し,また暖房,炊事,殺菌にも利用される。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by