空気予熱器(読み)くうきよねつき(英語表記)air preheater

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

空気予熱器
くうきよねつき
air preheater

煙道ガスの余熱を利用して炉に送る燃焼用空気を予熱する装置。単に排ガスによる熱損失を減らしボイラ効率を高めるだけでなく,燃焼効率の改善に役立ち,不完全燃焼も少くなってすすの発生も減る。大型ボイラはほとんどこれを採用している。伝熱形式によって,貫流式と再生式とに大別される。前者は金属伝熱面を介して一面に接する高温ガスから他面に接する空気を加熱するもので,板型空気予熱器と管型空気予熱器とある。後者は金属板を一定時間高温ガスに接触させて熱を吸収し,次にまた一定時間空気に接触させて空気を加熱するもので,固定式,回転式,移動式がある。一般に広く用いられているのは回転式のユングストローム空気予熱器である。 (→蓄熱式熱交換器 )

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デジタル大辞泉の解説

くうき‐よねつき【空気予熱器】

蒸気ボイラーで、燃焼用に送り込む空気をあらかじめ加熱する装置。燃料点火を容易にし、燃焼効率を高めるために用いる。加熱にはボイラーから排出される熱を利用。

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大辞林 第三版の解説

くうきよねつき【空気予熱器】

ボイラーの廃ガスを利用して、燃焼室に送る空気を暖める装置。燃焼効率や熱効率をあげるためのもの。

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世界大百科事典内の空気予熱器の言及

【ボイラー】より


[構成と効率]
 ボイラーの主要部は,水および蒸気を入れる鋼鉄製容器(ボイラー主体)と,燃料の燃焼装置および燃焼室との二つである。これらに加えて,蒸気を飽和温度以上に過熱するための過熱器,再熱サイクルとなっている蒸気原動所の場合に必要な再熱器,燃焼ガスの余熱を利用して給水や燃焼装置に送る空気を予熱する節炭器(エコノマイザー)や空気予熱器,さらに,通風装置,給水装置,環境対策のための排ガス処理装置などが設けられている。 ボイラーの性能を代表するのは,供給された燃料が完全燃焼するとき発生する総熱量に対して,有効に水側に伝えられ蒸気を作り出すために使われた熱量の占める割合であって,この値をボイラー効率という。…

※「空気予熱器」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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