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蓄熱物質 ちくねつぶっしつthermal storage material

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

蓄熱物質
ちくねつぶっしつ
thermal storage material

を貯蔵する物質。温度差を利用した顕熱蓄熱と,物質の相転移に伴う潜熱を利用する潜熱蓄熱の 2方式がある。顕熱蓄熱では,比熱が大きく,安定的かつ安価な水や砕石が最もよく利用される。潜熱蓄熱は顕熱蓄熱に比べて蓄熱容量が大きいため,大規模熱供給システムにも利用されている。潜熱蓄熱に利用できる物質の条件は,蓄熱材固相の熱伝導率が高いこと,融点(→融解)がはっきりしていて凝固時に過冷却を発生しにくいこと,長期使用においても安定性があること,毒性がなく安全であること,安価であることのほか,温度範囲 0~80℃,蓄熱密度 100~400kJ/dm3などである。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

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