蓬左(読み)ホウサ

デジタル大辞泉 「蓬左」の意味・読み・例文・類語

ほう‐さ【蓬左】

熱田神宮蓬莱ほうらい宮と称したところから、それに向かって左、すなわち北の一帯熱田から名古屋城のある辺りにかけての地域をさす。

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精選版 日本国語大辞典 「蓬左」の意味・読み・例文・類語

ほう‐さ【蓬左】

  1. 古来熱田神宮を蓬莱宮といっていたところから、熱田神宮に向かって左、すなわち西の一帯の称。現在の名古屋市にあたる。
    1. [初出の実例]「蓬左の人々にむかひとられてしばらく休息する程」(出典:俳諧・笈の小文(1690‐91頃))

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世界大百科事典(旧版)内の蓬左の言及

【名古屋[市]】より

…古くは那古野,名護屋,浪越とも書いた。別称蓬左(ほうさ)は,西からみて熱田(古名,蓬萊島)の左に位置するためである。《江家次第》裏書に平安時代末の荘園〈那古野庄〉として出るのが初見。…

※「蓬左」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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