日本歴史地名大系 「蓮心寺」の解説 蓮心寺れんしんじ 青森県:青森市青森湊町寺町蓮心寺[現在地名]青森市本町一丁目西に正覚(しようがく)寺、東に蓮華(れんげ)寺がある。永養山と号し、真宗大谷派。本尊阿弥陀如来。寺伝によれば、越前国米ヶ浦(こめがうら)(現福井県丹生郡越前町)蓮光(れんこう)寺の嫡男敬念(教念)が、元和元年(一六一五)に外ヶ浜根岸(そとがはまねぎし)(現東津軽郡平舘村)に草庵を造り、寛永一七年(一六四〇)藩主の許可を得て現在地に移ったという(青森市史)。貞享四年(一六八七)の検地では、屋敷九反九畝一五歩、高七・九六石であった(青森市沿革史)。明和三年(一七六六)の大地震で倒壊するなどの被害にあったが、明治初年には二千九八五坪の境内を有し、本堂・庫裏・鐘楼があったが(新撰陸奥国誌)、明治四三年(一九一〇)の大火で焼失した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by