日本歴史地名大系 「蓮潟村」の解説 蓮潟村はすがたむら 新潟県:長岡市蓮潟村[現在地名]長岡市蓮潟町・蓮潟一―五丁目・宮関(みやぜき)一丁目・鉄工(てつこう)町二丁目信濃川左岸の堤防沿いに形成された集落。雨池(あまいけ)村の東、南は寺島(てらじま)村、東は鼠島(ねずみじま)新田・宮関新田。槙山(まきやま)村の枝郷。口碑によると、南北朝の争乱で滅亡した大島氏の臣南五兵衛が、その一族とともに逃れてきて、当地北部の島の原野を開拓して居を構えたのが始まりとされる。戦国期には三島(さんとう)郡西越(にしこし)(現出雲崎町)・刈羽郡別山(べつやま)(現西山町)方面から乱を避けて中村・松本・神林・棚橋らの諸氏が移住したという。天正村名考(温古之栞)には「蓮潟へり五十八軒」と伝える。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報