蓮華定院(読み)れんげじよういん

日本歴史地名大系 「蓮華定院」の解説

蓮華定院
れんげじよういん

[現在地名]高野町高野山

一心院いつしんいん谷をほぼ南東に向かって下る道の東側にある。準別格本山。本尊阿弥陀如来。行勝が晩年に念仏三昧修行に入った奥坊念仏院が始まりといわれ、建久年間(一一九〇―九九)建立と伝える。三世全海のとき現寺号になったという。真田幸村父子が関ヶ原合戦に敗れて当院に隠れ、大坂冬の陣までの一〇年間当院に住したと伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android