① レンカク科の鳥。全長約五五センチメートル。尾羽が約二五センチメートルと長く、キジに似る。あしの指とつめが著しく長いのが特徴で、水面に浮くスイレンの葉上をも歩くことができる。頭およびくびの前面は白色、くびの背面は黄色で、両部は黒線で画される。背面は紫褐色で翼は白色。翼の先端と尾羽は黒い。腹面は黒褐色。冬羽は頭頂が赤みを帯び、背面は銅褐色を帯びる。中国・台湾・マレー・インドなど東南アジアに分布。水草の茂った湖沼にすみ、昆虫や草の根・種子などを食べる。みずきじ。
② レンカク科の鳥の総称。世界の熱帯地方に七種が分布する。①以外は尾が長くないが、いずれも体型・習性は①に似る。