蔀関月(読み)しとみ かんげつ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「蔀関月」の解説

蔀関月 しとみ-かんげつ

1747-1797 江戸時代中期-後期画家
延享4年生まれ。蔀関牛の父。大坂で版元千種(草)屋をいとなむ。月岡雪鼎(つきおか-せってい)に画をまなび,山水画,人物画にすぐれ,法橋(ほっきょう)となる。「伊勢(いせ)参宮名所図会」「日本山海名産図会」などの挿絵をえがいた。寛政9年10月21日死去。51歳。本姓柳原。名は徳基。字(あざな)は子温,阮二(げんじ)。通称源次郎。別号に荑楊斎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の蔀関月の言及

【日本山海名産図会】より

…内題には《山海名産図会》とのみあるが,目録題は《日本山海名産図会》とされている。本文は木村蒹葭堂(けんかどう)の著とされ,画は蔀関月(しとみかんげつ)の筆。編著者蒹葭堂は大坂の人。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」