蔵垣村(読み)くらがきむら

日本歴史地名大系 「蔵垣村」の解説

蔵垣村
くらがきむら

[現在地名]大屋町蔵垣

大杉おおすぎ村の南西、大屋川の流域に位置する。江戸時代の領主変遷大屋市場おおやいちば村に同じ。慶長一八年(一六一三)の小出吉英所領目録(金井文書)では大屋庄高九八七石余のうちに含まれて高付されていたと思われる。出石封内明細帳によると拝領高一六九石余・改出高一六石余、これらの内訳は屋敷六石余・麻畑四石余・田方一三二石余・畑方四一石余、ほかに古新発高六四石余、小物成として刈畑役大豆一石八斗・同粟二石二斗、桑代真綿四貫九四四匁余などを上納、高当りで換算した養父郡出石藩領諸村の平均に比べると刈畑役で約三倍、桑代で約二倍である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android