蔵館村(読み)くらたてむら

日本歴史地名大系 「蔵館村」の解説

蔵館村
くらたてむら

[現在地名]大鰐町蔵館くらだて

東に長峰ながみね村、西に宿川原しゆくかわら村、ひら川を隔てた南は大鰐村

「永禄日記」によれば、慶長一五年(一六一〇)「惣御普請材木夥敷、関山より毎日々々川流し引賦等仕候。尤蔵舘山石川山辺切尽し申程ニ候」とあり、弘前城の本格的な築城開始で、多量の材木を必要とした。正保二年(一六四五)の津軽知行高之帳の平賀ひらか郡に高二〇一・八九石、うち田方一八七・七五石とある。貞享四年(一六八七)検地帳によれば、田畑屋敷合せて六五町五畝二歩、村高四五八・一一六石とある。うち田方は三六町六反三畝一九歩、三六五石、上田から下々田まで設定され、上田が一三町六反一畝二七歩、一六三・四二八石、中田一一町五畝一七歩、一一〇・五五七石とあり、畑方は二八町四反一畝一三歩、九三・一一六石、上畑から下々畑までで、下畑が九町三反四畝二〇歩、二八・〇四石、下々畑九町三反六畝一〇歩、九・三六三石、屋敷が一町六反二畝五歩である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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