日本歴史地名大系 「蕪木村」の解説 蕪木村かぶらきむら 千葉県:山武郡松尾町蕪木村[現在地名]松尾町蕪木金尾(かんのお)村の東に位置し、西部を木戸(きど)川が南流する。千種野(ちぐさの)の台地上に蕪木城跡がある。比高一二メートルの地に土塁・空堀の一部などが確認され、蕪木常泰の居城と伝える。常泰は千葉大系図では下総国匝瑳北条(そうさほうじよう)(現干潟町など)の鏑木胤泰の次男で、弘安一〇年(一二八七)蕪木郷を与えられている。最上(もがみ)郭は方形館跡で、南に音羽(おとわ)郭、北に高砂(たかさご)郭があり、いずれも谷津で区画されている。 蕪木村かぶらきむら 愛知県:東加茂郡下山村蕪木村[現在地名]下山村蕪木北から東は巴(ともえ)川の支流郡界(ぐんかい)川に沿う田代(たしろ)村、南から西にかけて現額田(ぬかた)郡額田町に接する。集落は小起伏面上に点在。県道東大見―岡崎線が通る。寛永一二年(一六三五)当時、岡崎の本多忠利領。以後幕末まで岡崎藩領。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by