デジタル大辞泉
「蕭瑟」の意味・読み・例文・類語
しょう‐しつ〔セウ‐〕【×蕭×瑟】
[名・形動]秋風が寂しく吹くこと。また、そのさま。
「―なる林の裏、幽冷なる池の上に」〈漱石・幻影の盾〉
[ト・タル][文][形動タリ]に同じ。
「―たる秋光の浜に立てば」〈蘆花・不如帰〉
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しょう‐しつ セウ‥【蕭瑟】
〘名〙 (形動ナリ・タリ) (「蕭」は風や
落葉のものさびしい音の
形容。「瑟」は大形の琴で、ものさびしい音がするところから) 秋風がものさびしく吹きすさぶこと。また、そのようなさまや、その音。
※
懐風藻(751)望雪〈
紀古麻呂〉「浮雲靉靆縈
二巖岫
一、驚飈蕭瑟響
二庭林
一」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報