薄皮まんじゅう(読み)うすかわまんじゅう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「薄皮まんじゅう」の意味・わかりやすい解説

薄皮まんじゅう
うすかわまんじゅう

福島県郡山(こおりやま)市、柏屋(かしわや)の名代菓子。初代の市蔵が医師であったところから、「病には薬を、健やかなるものには心の和(なご)みを」と、1700年(元禄13)奥州街道の郡山本陣わきにまんじゅう屋を開いたのが始まりという。淡褐色の薄皮に甘味を抑えた漉し餡(こしあん)をくるんだまんじゅうで、薯蕷(じょよ)系に属する。飽きのこない風味を売り物としたが、日もちは悪かった。このまんじゅうが量産で中央進出したのは1955年(昭和30)である。ポリエチレン包装で日もちに成功したからであるが、いまでは温泉土産(みやげ)などに類似品が多くなった。

[沢 史生]

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