薄知(読み)うすじり

精選版 日本国語大辞典 「薄知」の意味・読み・例文・類語

うす‐じり【薄知】

  1. 〘 名詞 〙 ( 多く薄知りに知る」の形で用いる ) うすうす事情を知ること。うすうす感ずること。
    1. [初出の実例]「山のかみがうすじりにしったとみへて」(出典:天理本狂言・花子(室町末‐近世初))

はく‐ち【薄知】

  1. 〘 名詞 〙 思慮知識が浅いこと。薄地白地
    1. [初出の実例]「神仏さへ欲心はかくのことし。如何にいはむや薄智低下の人間をや」(出典:慶長見聞集(1614)八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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