薄肉(読み)ウスニク

デジタル大辞泉 「薄肉」の意味・読み・例文・類語

うす‐にく【薄肉】

薄い肉色。俳優化粧に使う薄赤い色。
薄肉彫り」の略。

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精選版 日本国語大辞典 「薄肉」の意味・読み・例文・類語

うす‐にく【薄肉】

  1. 〘 名詞 〙
  2. うすにくいろ(薄肉色)
  3. 歌舞伎の化粧法の一つ。砥粉(とのこ)をおしろいに混ぜて顔面薄紅にいろどるもの。勇ましさや、強さを表現するのに用いる。
    1. [初出の実例]「今は敵(かたき)立役も白い面(かほ)や薄肉(ウスニク)とやらでする」(出典滑稽本浮世風呂(1809‐13)四)
  4. うすにくぼり(薄肉彫)」の略。

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