薩宝(読み)さっぽう(その他表記)Sà bǎo

改訂新版 世界大百科事典 「薩宝」の意味・わかりやすい解説

薩宝 (さっぽう)
Sà bǎo

中国,唐代の官名。イラン伝来のゾロアスター教(ないしマズダ教)の神殿祭事管掌。長安布政坊の祆祠に置かれ,開元25年(737)の官品令では薩宝(視正七品)以下,薩宝府に祆正(視従七品)・祆祝・率・史(以上3者視流外勲,四・五品)が存した。北斉薩甫や隋の薩保につらなり,祆神を信仰する胡人集団の統率者がこれに任ぜられ,ソグド人が多かった。薩宝の語は商主・隊商のリーダーを意味するsārthavāho(サンスクリット),sartpau(ウイグル語)と同系とみられる。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 池田

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「薩宝」の意味・わかりやすい解説

薩宝
さっぽう
sa-bao; sa-pao

中国,北朝 (→南北朝) から隋,唐にかけ,西来ゾロアスター教神祠教徒の管理にあたった官名。ソグド人など胡人が任命された。隊商の長を意味するインド=イラン系の語の漢字音写と解され,薩甫,薩保とも書く。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

二十四節気の一つで,二至 (夏至,冬至) ,二分 (春分,秋分) として四季の中央におかれた中気。元来,春分は太陰太陽暦の2月中 (2月後半) のことで,太陽の黄経が0°に達した日 (太陽暦の3月 2...

春分の用語解説を読む