デジタル大辞泉
「胡人」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
Sponserd by 
こ‐じん【胡人】
- 〘 名詞 〙 ( 「胡」は古代中国北方の地 ) 古代、中国北方に住む胡国の人。転じて、未開の土地の住民。えびす。蛮人。また、外国人をいう。こひと。
- [初出の実例]「胡人四口〈各居高一尺〉已上九種並捻彩色」(出典:西大寺資財流記帳‐宝亀一一年(780)一二月二五日)
- [その他の文献]〔岑参‐胡笳歌・送顔真卿赴河隴〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 
胡人 (こじん)
Hú rén
中国,秦・漢ではもっぱら匈奴をさし,シルクロードの往来が盛んになると西域の諸民族を西胡または単に胡と呼び,唐では広く塞外民族をあらわす一方で,特に多くイラン人をさした。深目高鼻・青眼多鬚(たしゆ)の胡賈(こか)・胡商は西方の文物や慣習をもたらして中国文化の世界化に多大の役割をはたし,それは日本にも及んだ。早く後漢の霊帝は胡服,胡帳,胡床,胡座,胡飲,胡箜篌(こくご),胡笛,胡舞を好み,都下の貴族もそれにならった。こうした胡風趣味は唐代で著しく流行した。
執筆者:安田 二郎
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
Sponserd by 
胡人
こじん
Hu-ren; Hu-jên
中国人が北方や西域の諸民族をいう汎称。前3世紀末に匈奴が勃興してからは,胡は匈奴の同義語として用いられたが,漢では西域人を胡ということもあった。唐代でも主として西域人をさしたが,北方民族をさしていうこともあった。前者の場合,東トルキスタンの住民のほかに,ペルシア,大食やインド方面のものまでをさすこともあり,またソグドの住民だけを胡ということもあった。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
Sponserd by 
普及版 字通
「胡人」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
Sponserd by 