管掌(読み)カンショウ

デジタル大辞泉 「管掌」の意味・読み・例文・類語

かん‐しょう〔クワンシヤウ〕【管掌】

[名](スル)
自分管轄職務として責任をもって取り扱うこと。「会計事務管掌する」
市制町村制において、市町村長助役収入役などに故障のある場合に、監督官庁官吏を派遣してその職務を行わせたこと。現行の地方自治法ではこれを認めない。職務管掌。
[類語]扱う管理管轄統轄分轄総轄直轄所轄所管つかさどる支配

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「管掌」の意味・読み・例文・類語

かん‐しょうクヮンシャウ【管掌】

  1. 〘 名詞 〙
  2. つかさどること。監督して取り扱うこと。
    1. [初出の実例]「戸籍事務を管掌する者」(出典:健康保険法(大正一一年)(1922)七条)
  3. 市町村長、助役、収入役がその事務をとり得ない故障のあるとき、監督庁が、官吏を派遣してその職務を執行すること。職務管掌。
    1. [初出の実例]「市費を以て官吏を派遣し市長の職務を管掌せしむ可し」(出典:市制及町村制(明治二一年)(1888)市制)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「管掌」の読み・字形・画数・意味

【管掌】かんしよう

つかさどる。

字通「管」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android