薩摩潟(読み)さつまがた

精選版 日本国語大辞典 「薩摩潟」の意味・読み・例文・類語

さつま‐がた【薩摩潟】

  1. 薩摩国鹿児島県)の南方の海を漠然というか。鹿児島湾をさしていっている例もみられるが、実際には薩摩潟という潟は存在せず、「平家物語」などでは大隅の方に対する薩摩の方の意で「方」を「潟」にかけていったものと思われる。
    1. [初出の実例]「さつまがた沖のこじまに我ありとおやにはつげよ八重のしほかぜ」(出典:平家物語(13C前)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む