日本歴史地名大系 「藍方役所跡」の解説 藍方役所跡あいかたやくしよあと 徳島県:徳島市徳島城下寺島藍方役所跡[現在地名]徳島市藍場町二丁目寺島浜(てらしまはま)ノ丁南側に設けられた藍を管理・統制する役所。初め寛永二年(一六二五)に櫨方役所のうちに藍方を設けたというが不詳(阿波藍沿革史)。当時の組織は藍方奉行の下に帳本と藍場勘定役が二人、藍場目利役・同手代などが置かれ、経費は藍方の利益から支給したという。当役所が本格的に確認できるのは享保一八年(一七三三)からで、同年徳島藩は寺島の西船場(にしせんば)町と出来島(できじま)橋間の新町(しんまち)川沿いの地に藍方御用場を設け、藍場奉行一人を任命し、葉藍の作付・出荷等の管理と口銀の徴収を行わせた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by