藍本庄村
あいほんじようむら
[現在地名]三田市藍本
曲村の北、摂丹国境にある虚空蔵山(五七五メートル)の東麓山地と谷底盆地、東部を南流する武庫川の河岸段丘に立地する。西は丹波国多紀郡立杭村(現篠山市)。丹波への道が通る。文明一〇年(一四七八)二月七日の摂津有馬郡檀那村付注文案(肥塚文書)によれば、有馬郡内「ほん城村」に広峯神社(現姫路市)社家林家長の旦那石まつ殿とその一族がいた。この本城村は当村に比定される。天文一三年(一五四四)六月二六日、且正坊頼憲は清水寺(現社町)に「藍庄本庄村辻ノ方下」にある下地一段を寄進している(「且正坊頼憲下地寄進状」清水寺文書)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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