20世紀日本人名事典 「藤井康男」の解説
藤井 康男
フジイ ヤスオ
昭和・平成期のエッセイスト 龍角散会長。
- 生年
- 昭和5(1930)年8月14日
- 没年
- 平成8(1996)年11月10日
- 出生地
- 東京都千代田区東神田
- 学歴〔年〕
- 千葉大学薬学部〔昭和29年〕卒,大阪大学大学院理学研究科生物化学専攻〔昭和35年〕修了
- 学位〔年〕
- 理学博士
- 主な受賞名〔年〕
- 東京都知事表彰〔昭和59年〕,黄綬褒章〔平成2年〕
- 経歴
- 昭和30年龍角散入社。32年子会社のヤトロンと血清トランスアミナーゼ測定試薬(GOT・GPT)を自ら開発。38年三十代の若さで7代目社長に就任、若手経営者として財界の注目を集める。42〜52年北里大学助教授。神田法人会会長、千代田区教育委員などもつとめる。またクラシック音楽にも精通し、自らピアノ、フルートを演奏。龍角散室内管弦楽団の定期演奏会ではソリストを務める。文筆家としても知られ、著書に「病気と仲よくする法」「創造型人間は音楽脳で考える」「右脳人間」「文科的理科の時代」「仕事と遊びは掛け算でいけ」「カラヤンの帝王学」「ビジネスマンの父より愛をこめて」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報