藤原成親遺跡(読み)ふじわらのなりちかいせき

日本歴史地名大系 「藤原成親遺跡」の解説

藤原成親遺跡
ふじわらのなりちかいせき

[現在地名]岡山市吉備

県指定史跡。治承元年(一一七七)の鹿ヶ谷事件により配流された大納言藤原成親が幽閉された高麗寺の山門跡、および成親墓地と伝えるものがある。「平家物語」巻二、「源平盛衰記」巻七によれば、藤原成親は最初備前児島こじまに着き、まもなく「にわせの郷吉備の中山」「備前・備中の境なる有木別所」に移されて殺されたと伝える。成親墓地とされるのは吉備の中山のほぼ中央、備前・備中の境界に近い俗に有木ありき山と称する丘陵の上にある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む