藤原梶長(読み)ふじわらの かじなが

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤原梶長」の解説

藤原梶長 ふじわらの-かじなが

?-? 平安時代前期の武人
北家藤原楓麻呂(かえでまろ)の曾孫(そうそん)。陸奥大掾(むつのだいじょう)。元慶(がんぎょう)2年(878)出羽(でわ)でおきた俘囚(ふしゅう)の乱(元慶の乱)のさい,押領使(おうりょうし)に任命される。出羽権介(ごんのすけ)藤原統行(むねつら)らとともに鎮圧にむかい大敗。草の間にかくれて5日間何もたべず,敵の去ったあとひそかに陸奥に逃げかえったという。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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