デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤原育子」の解説 藤原育子 ふじわらの-いくし 1146-1173 平安時代後期,二条天皇の皇后。久安2年生まれ。徳大寺実能(さねよし)の娘。母は源顕俊の娘俊子。藤原忠通(ただみち)の養女となり,応保元年(1161)入内(じゅだい),2年中宮(ちゅうぐう)。子がなく,順仁(のぶひと)親王(六条天皇)の養母をつとめる。承安(じょうあん)2年皇后宮にうつった。承安3年8月15日死去。28歳。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
朝日日本歴史人物事典 「藤原育子」の解説 藤原育子 没年:承安3.8.15(1173.9.23) 生年:久安2(1146) 平安後期,二条天皇の皇后。香子とも。関白藤原忠通と上野守源顕俊の娘との子。忠通の嫡男で当時の関白藤原基実の猶子として応保1(1161)年入内。翌年中宮。二条天皇の皇子六条天皇の養母となる。仁安3(1168)年六条天皇譲位ののち遁世。承安2(1172)年皇后宮。 (櫻井陽子) 出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報