平安後期の天皇(在位1165~68)。名は順仁(のぶひと)。二条(にじょう)天皇の第二皇子、母は伊岐(いき)氏の娘。父二条から1165年(永万1)2歳のときに譲られて即位。在位中は後白河(ごしらかわ)上皇が院政を行っていた。後白河は、病床にあった平清盛(きよもり)が死んだときに天皇支持派の勢力が策動することを恐れ、68年(仁安3)六条の位を奪い、自分の皇子憲仁(のりひと)親王(高倉(たかくら)天皇)を即位させ、六条を太上(だいじょう)天皇とした。安元(あんげん)2年7月17日死去。墓は京都市東山区清閑寺歌(せいかんじうた)ノ中山(なかやま)町の後清閑寺陵。
[川島茂裕]
『安田元久著『日本の歴史7 院政と平氏』(1974・小学館)』
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1164.11.14~76.7.17
在位1165.6.25~68.2.19
二条天皇の皇子。名は順仁(のぶひと)。母は伊岐氏。1165年(永万元)2歳で皇太子に立ったその日に,父帝の譲位をうけて践祚した。父帝はその1カ月後に死去。祖父後白河上皇の意志により,66年(仁安元)後白河の第7皇子(高倉天皇)が立太子し,68年5歳で高倉に譲位した。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
(櫻井陽子)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報
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