藤村半太夫(読み)ふじむら はんだゆう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤村半太夫」の解説

藤村半太夫(初代) ふじむら-はんだゆう

?-? 江戸時代前期の歌舞伎役者
万治(まんじ)(1658-61)のころ京都の長右衛門の抱(かか)えで,村山又兵衛座の若衆方として名をあげ,のち若女方となり,江戸森田座の舞台にたつ。容姿にすぐれ,小唄(こうた),舞など多芸に通じた。別名輪鼓

藤村半太夫(2代) ふじむら-はんだゆう

?-1745 江戸時代中期の歌舞伎役者。
初代半太夫の子という。宝永2年若女方として京都で初舞台。翌年江戸中村座にうつって芸をみがき,江戸屈指の立女方となる。延享2年8月23日死去。前名は初代藤村半十郎。俳名は帆夫。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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