日本歴史地名大系 「藤柄町」の解説 藤柄町ふじがらちよう 茨城県:水戸市水戸城下下町藤柄町[現在地名]水戸市白梅(しらうめ)三―四丁目吉田(よしだ)神社の東下にあり水戸街道に沿う。東西は吉田村。延文六年(一三六一)の某所田地目録写(吉田薬王院文書)に「ふちから」とある。「水府地名考」に「古老の伝説にハ、日本武尊此所に船を藤柄に繋き給へるよりの名なり(中略)此処昔ハ吉田神社の馬場の如くに思ハる」とあり、古くは吉田村に属した。「水府地理温故録」は「吉田村永引之内、田方にて子より藤柄町道代に成といふ見ゆ。予胤明按ずるに、寛永十八巳御検地以後の子にて極りぬれば、慶安元の頃の子にもや」と記す。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by