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藤波家 ふじなみけ

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世界大百科事典 第2版の解説

ふじなみけ【藤波家】

大中臣清麻呂の嫡流の公家。代々神宮祭主と神祇大副を世襲した。はじめ岩出(いわで)と称したが,江戸初期の景忠のときより藤波を家号とするようになった。岩出,藤波ともに伊勢国度会(わたらい)郡の地名である。公家としての家格は半家で,江戸時代には家禄として173石を給せられた。維新の際,教忠(なりただ)は条約勅許に反対して中山忠能等の廷臣88卿と列参,上書して勅定案の改删を迫るなど国事に努めた。その子言忠は維新後,侍従に任じて明治天皇に近侍したほか,新冠(にいかつぷ)牧馬場および下総種畜場の御用掛となり,主馬頭を務め,また御厩制度の調査のため欧米に出張するなど,馬匹の飼養・改良などに大きな功績を残した。

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世界大百科事典内の藤波家の言及

【祭主】より

…平安末期以降は,伊勢に居宅を構える祭主も現れ,巨大な荘園を所有し,また伊勢と中央との文化交流に大きく貢献した。16世紀半ばから大中臣姓を名のる藤波家の世襲するところとなり明治に至った。1871年(明治4)の伊勢神宮の制度改変以降は皇族(公爵でもよい)が任ぜられ祭事を管理した。…

【社家】より

…また,神をまつるに最もふさわしい資格は,祭神の子孫であることが第一とされ,その家筋が社家となったものもある。神社のなかには伊勢神宮の祭主の藤波家,宮司の河辺家と内宮禰宜7氏およそ30家,外宮禰宜6氏およそ30家や賀茂別雷神社のおよそ150家,賀茂御祖神社のおよそ50家のように多数の社家をもつにいたったものもあった。また,一般の諸社にあっても社家のあることが多かった。…

※「藤波家」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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