藪に目(読み)ヤブニメ

デジタル大辞泉 「藪に目」の意味・読み・例文・類語

やぶ

《藪の中にも人の目はありうる、の意から》どこでだれが見ているかわからず、秘密の漏れやすいことのたとえ。壁に耳。
[類語]こそこそ三里壁に耳あり壁に耳あり障子に目あり後ろの目壁に耳壁の物言う世かきに耳あり障子に目あり闇夜に目あり天知る地知る我知る知る隠れたるよりあらわるるはなし

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「藪に目」の意味・読み・例文・類語

やぶ【藪】 に 目(め)

  1. どこで誰が見ているかわからないということで、秘密などが漏れやすいことのたとえ。壁に耳。
    1. [初出の実例]「やぶに目、かべに耳といふ事あり、いとど忍びて申合すべき事あり」(出典:長門本平家(13C前)一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android