壁の物言う世(読み)カベノモノイウヨ

デジタル大辞泉 「壁の物言う世」の意味・読み・例文・類語

かべもの

壁にも気をつけなければならないような油断のならない世の中。また、密談などが漏れやすいことのたとえ。
[類語]壁に耳あり壁に耳あり障子に目あり後ろの目壁に耳かきに耳あり障子に目あり闇夜に目ありやぶに目こそこそ三里天知る地知る我知る知る隠れたるよりあらわるるはなし

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精選版 日本国語大辞典 「壁の物言う世」の意味・読み・例文・類語

かべ【壁】 の ものいう世(よ)

  1. 壁にも気をつけなければいけないということで、ゆだんのならない世の中のたとえ。密談などのもれやすいたとえ。〔俳諧・世話尽(1656)〕

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