藪萩(読み)やぶはぎ

精選版 日本国語大辞典 「藪萩」の意味・読み・例文・類語

やぶ‐はぎ【藪萩】

  1. 〘 名詞 〙
  2. マメ科多年草。各地の山林内に生える。高さ四〇~九〇センチメートル。葉は三出複葉で長柄をもち、茎の下部に集まってつく。小葉は広卵形ないし狭卵形。夏、茎上部に淡紅色の小さな蝶形花をまばらな穂状につける。豆果は二つの小節果にわかれ表面にはかぎ形の毛が密生し、衣服につきやすい。
  3. 植物ぬすびとはぎ(盗人萩)」の異名。〔物品識名(1809)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 盗人萩 名詞

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む