蘇澳(読み)そおう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「蘇澳」の意味・わかりやすい解説

蘇澳
そおう / スーアオ

台湾北東部の太平洋岸にある港町。宜蘭(ぎらん)の南約20キロメートルに位置する。三方を山に囲まれた天然の良港で、港の南北端4キロメートル先に南方澳と北方澳の二つの漁港がある。蘇花(そか)公路の始点で、北廻(ほくかい)鉄道と東部鉄道を結ぶ交通の要地となっている。付近に石灰石大理石、鉄、銅、マンガン硫黄(いおう)などの鉱物資源があり、町の中に天然炭酸の珍しい冷泉が湧出(ゆうしゅつ)する。近海漁業基地として栄え、近年、基隆(キールン)港の補助港として大型商港が開港している。

[劉 進 慶]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

日本の株式の水準を示す、東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価。単位は円。構成銘柄は時価総額の分布の変化などにより、適宜入れ替えられている。現在の形になったのは1985年5月からである。ダウ・ジョー...

日経平均株価の用語解説を読む