蘭庭院
らんていいん
[現在地名]弘前市西茂森町二丁目
西茂森町禅林街三十三ヵ寺の一つ。長勝寺を主座とする上寺のなかにある。宝泉院と長徳寺の間に位置。金平山と号し、曹洞宗。本尊は釈迦如来。もと隣松寺末寺。
長勝寺並寺院開山世代調(長勝寺蔵)によれば、創立年代不詳だが、初め兼平村(現中津軽郡岩木町)にあり、開山は心蓮寿用とある。藩祖津軽為信の姉で、為信の三老の一人兼平中書綱則室の菩提寺で、綱則室を開基にあて、寺号は蘭庭薫香大禅定尼の法号による。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 