蘭陵(読み)ランリョウ

デジタル大辞泉 「蘭陵」の意味・読み・例文・類語

らんりょう【蘭陵】

中国代、現在の山東省棗庄そうしょう南東に置かれた県名戦国時代ゆう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「蘭陵」の意味・読み・例文・類語

らんりょう【蘭陵】

  1. [ 一 ]らんりょうおう(蘭陵王)」の略。
    1. [初出の実例]「蘭陵竹園之驚聘命。嘲斉雲於二十余之閑居」(出典本朝文粋(1060頃)九・所貴是賢才詩序〈大江以言〉)
  2. [ 二 ] 中国漢代、現在の山東省南部、棗荘(そうしょう)市の東南に置かれた県名。戦国時代の楚の邑(ゆう)荀子がここの役人となった。晉代には、この県を中心に同名の郡が置かれた。
  3. [ 三 ] 中国、江蘇省武進県の地名。酒の名産地。〔李白‐客中行〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android