日本歴史地名大系 「虎丸城跡」の解説 虎丸城跡とらまるじようあと 香川県:大川郡大内町水主村虎丸城跡[現在地名]大内町水主水主(みずし)の東南、白鳥(しろとり)町与田山(よだやま)との境にそびえる標高三七三メートルの虎丸山頂にある。北西麓を与田川、東麓を湊(みなと)川が流れる。中腹から急峻となり、天然の要害である。本丸跡は山頂の平坦地にあり、東端に新宮(しんぐう)大明神が祀られている。本丸の西南尾根上にわずかな削平地があり、出丸跡とも思われるが、城郭の規模としては小さい。水主の字別所(べつそう)に城の内(しろのうち)の地名が残り、里城跡と伝えられる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報