虎渡村(読み)とらとむら

日本歴史地名大系 「虎渡村」の解説

虎渡村
とらとむら

[現在地名]名川町虎渡

八戸はちのへ城下(現八戸市)南西馬淵まべち川の中流左岸の河岸段丘に位置する。北東剣吉けんよし村、西は盛岡藩相内あいない(現南部町)、南は馬淵川を隔ててたいら村、北は盛岡藩領浅水あさみず(現五戸町)に接する。

藩政当初は盛岡藩に属し、正保四年(一六四七)の南部領内総絵図に虎渡村、一〇六石余とある。同年の郷村帳によれば一〇六・六二五石のうち五七・五八九石が畑であった。寛文四年(一六六四)八戸藩の創設とともに同藩領に編入され、元禄一〇年(一六九七)の郷村御内所高帳に高一五〇・二六四石、うち畑一〇八・九一三石とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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