デジタル大辞泉 「虐ぐ」の意味・読み・例文・類語 せた・ぐ【▽虐ぐ】 [動ガ下二]《「しへたぐ」の音変化という》1 攻めたてる。攻撃する。「必ず大国から―・ぐるぞ」〈毛詩抄・七〉2 きつく責める。ひどい目にあわせる。「年季の腰元―・げて様子を聞くに」〈浮・娘気質・二〉3 せかせる。急がせる。催促する。「稿本たびたび―・ぐれど、紺屋の明後日、作者の明晩」〈滑・浮世風呂・四〉 しえた・ぐ〔しへたぐ〕【▽虐ぐ】 [動ガ下二]《「しえたく」「しえだく」とも》「しえたげる」の文語形。 しいた・ぐ〔しひたぐ〕【虐ぐ】 [動ガ下二]「しいたげる」の文語形。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「虐ぐ」の意味・読み・例文・類語 せいた・ぐ【虐】 〘 他動詞 ガ下二段活用 〙 虐待する。むごくあつかう。また、無実の罪におとす。しえたぐ。しいたげる。〔文明本節用集(室町中)〕[初出の実例]「わが掟に随はず、汝等よりうけおひたる者責めせいたげて」(出典:ぎやどぺかどる(1599)下) しいた・ぐしひたぐ【虐】 〘 他動詞 ガ下二段活用 〙 ⇒しいたげる(虐) しえた・ぐしへたぐ【虐】 〘 他動詞 ガ下二段活用 〙 ⇒しえたげる(虐) せた・ぐ【虐】 〘 他動詞 ガ下二段活用 〙 ⇒せたげる(虐) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例