虚労(読み)キョロウ

精選版 日本国語大辞典 「虚労」の意味・読み・例文・類語

きょ‐ろう‥ラウ【虚労】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 病気などで、心身が疲労衰弱すること。また、その病気。
    1. [初出の実例]「嘔吐胸猶遂、虚労脚且」(出典:菅家後集(903頃)叙意一百韻)
    2. 「ある人、きょらふして、さんざん顔色おとろへ、医者にあふ」(出典:咄本・多和文庫本昨日は今日の物語(1614‐24頃))
  3. 肺病。〔日葡辞書(1603‐04)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「虚労」の読み・字形・画数・意味

【虚労】きよろう

無駄骨折り。

字通「虚」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android