虫合(読み)むしあわせ

精選版 日本国語大辞典 「虫合」の意味・読み・例文・類語

むし‐あわせ ‥あはせ【虫合】

〘名〙
歌合一つ左右に分かれて、それぞれの出した虫にちなむ歌を詠み、虫や歌の優劣を競う遊び。
※俳諧・おらが春(1819)「長嘯子の虫合に哥の判者にゑらまれしは、汝が生涯のほまれなるべし」
物合(ものあわせ)の一つ。種々の虫を持ち寄って、その鳴き声や形状などについて優劣を競う遊び。《季・秋》
※俳諧・毛吹草(1638)二「虫合 金虫 玉虫 蓑虫 いとと こうろぎ かまきり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android