日本歴史地名大系 「虫歌観音堂」の解説 虫歌観音堂むしうたかんのんどう 長野県:長野市松代地区平林村虫歌観音堂[現在地名]長野市松代町豊栄松代(まつしろ)町中心より豊栄(とよさか)地区への入口にある。真言宗福徳(ふくとく)寺の末寺、本尊は四メートルの観音菩薩像。創建は大同元年(八〇六)とも、また福徳寺六世の僧快雄法印が虫歌山引虫(いんちゆう)寺を建立した天文一三年(一五四四)とも伝える。養蚕守護仏として信仰され、現在も四月一七日に大祭が行われ、蚕種売りなどで賑う。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報