最新 地学事典 「蛇行谷」の解説
だこうこく
蛇行谷
sinuous rille
月や火星,金星などの表面にみられる蛇行した谷地形。シニュアスリルとも。月では200以上の大小さまざまなものが確認されるが,典型的には幅500m,長さ30km,深さ50m程度。代表例は月最大の蛇行谷で幅約4km,深さ約500mのシュレーター谷。金星には長さ6,800kmに達するものがある。火山性起源と解釈され,多くは溶岩流の熱による削剥が,一部は溶岩の流れによる機械的削剥やチューブの崩落が形成に関与したと考えられている。
執筆者:宮本 英昭
参照項目:リル
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

