蛙軍(読み)かえるいくさ

精選版 日本国語大辞典 「蛙軍」の意味・読み・例文・類語

かえる‐いくさ かへる‥【蛙軍】

〘名〙 蛙が群集して、争って交尾すること。多くの蛙が戦っているさまに似ているところからいう。早春アカガエルヒキガエルが行なう。がま合戦。蛙合戦。かわずいくさ。
大乗院寺社雑事記‐文明一四年(1482)五月二〇日「昨日於宝蔵院之西辺蛙運在之」

かわず‐いくさ かはづ‥【蛙軍】

狂歌吾吟我集(1649)一「くちなはのをふてからめてとりまけばかはづ軍のにげ道もなし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「蛙軍」の意味・読み・例文・類語

かわず‐いくさ〔かはづ‐〕【×軍】

かえるいくさ」に同じ。

かえる‐いくさ〔かへる‐〕【×軍】

群れ集まった蛙が先を争って交尾するさま。かわずいくさ。かわず合戦。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android