蛮書和解御用

山川 日本史小辞典 改訂新版 「蛮書和解御用」の解説

蛮書和解御用
ばんしょわげごよう

蕃書和解御用とも。江戸幕府の役職名。蕃書調所前身。1811年(文化8)から蘭書翻訳のために天文方におかれた。異国船到来の際には出張・応接し,嘉永・安政期以降は外交文書の調査・翻訳も行った。阿蘭陀(オランダ)書籍和解之御用,あるいは創設時に翻訳の対象となった百科辞書書名を冠して蛮書ショメル和解之御用ともよばれた。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android