日本歴史地名大系 「蜂前神社」の解説 蜂前神社はちさきじんじや 静岡県:引佐郡細江町祝田村蜂前神社[現在地名]細江町中川南北に走る国道二五七号の祝田(ほうだ)坂の登り口西に鎮座する。祭神は速日命。旧郷社。「延喜式」神名帳にみえる引佐郡六座のうちの「蜂前(ハチサキノ)神社」に比定される。社伝によると、応神天皇一一年に八田毛止恵が勅を奉じて遠江国へ下向し、当社を勧請したという。社号は当初八(はち)ヶ前(さき)の鎮座地の地名から蜂ヶ前神社と称し、允恭天皇の代以降は鳥飼神社または羽鳥(はとり)大明神と称え、延長五年(九二七)に蜂前神社の古名に復したという。「三代実録」貞観八年(八六六)一二月二六日条に鳥飼神が従五位下に昇叙されたとみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by